やかまし村文庫<ブログ>だより №31

クリスマスローズが花盛り

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今、アンデルセン公園では、《クリスマスローズの展示即売会》

をやっています。一昨年、「アンデルセン公園で働いた記念に」

と、二株買ったのですが、一株はすぐに枯れてしまったので、

去年もう二株買い足しました。そして昨日、ついもう二株

買い足してしまった!去年の3月で定年のはずだったのに、

もう一年、もう一年と延期になって、そのたびに、

クリスマスローズが増えています。

あと、もう一年働いたら、仕事は終わりにしようかな?

クリスマスローズを植える場所もなくなってきたし(^^;

3年生の仲良し男子二人組

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ひっつきあって本に見入っている、3年生の仲良し二人組。

あんまりその様子が可愛いので、「その姿を写真に撮りたい」

と言ったら「いいよ」と言ってくれました。

お母さん達にも了承していただいたので、載せちゃいます。

本当は、もっと面白いショットがあったのですが、

いざ写真を撮ろうと思うと、なかなかそういう構図には

なりませんね。でも、私の記憶には、しっかり刻まれています。

何気ない、くつろいだ様子を見ることが出来るのは、

文庫のオバサンの役得ですね。いや、ご褒美かな(^^)v

【デジタルで読む脳×紙の本で読む脳】

メアリアン・ウルフ  大田直子・訳 インターシフト

【デジタルで読む脳×紙の本で読む脳】という本を読みました。

でも本文は、難しくて殆どよく分かりませんでした。

タイトルは興味深く、なんとなくわかる気がしますが。

後ろの解説によると、

 二歳から五歳までは、「言語と思考がともに飛び立つとき」

 特に「物語」は、他者の視点となって共感を育む糧となる。

 この時期までに、デジタル機器にふれるばかりで、

 文字を読むための脳が準備されないと、子どもの脳が、

「画面モード」に設定されてしまう。

読む脳が発達するほど「深い読み」ができるようになる。

ところが、情報が氾濫している今日では、

斜め読み・飛ばし読みが標準モードになり、

文章の細部に分け入り把握する力が失われつつある。

  紙の本は、紙という物理的な次元に、空間・時間を位置づけ、

  そこに入り込むことができる。

一方、デジタルは注意を散らし、予想力・記憶力を低下させ、

外部の知識ベースに頼りがちなため、情報を分析・批判する

能力も育ちにくい。

そしてーー

「読み聞かせは、子どもが言葉の仕組みを覚えるのに、

これ以上良い方法はない」と書いてあります。

 

何よりもまず、人との交流とそれが触覚及び感情と

つながっていること

第二に、視線共有と優しい指さしによる注意共有の発達

第三に、魔法のように毎日同じページの同じ場所に再登場する

新しい言葉と新しい概念に日々触れること

全てが読む生活の理想的な始まりになります―と。

 

文章が固くて分かりずらいのですが、要するに、

小さい子には、直接本を読んでやり、それも何度でも!

触れ合い、ぬくもりを感じ、繰り返し楽しみたい。

でも一方、時期を考え、やり方を考えて、

デジタルも活用し、紙とデジタル両方の、

「深い読み」ができるバイリテラシー脳を育てる

ことが大切だ、ということが書いてあるようでした。

やかまし村文庫<ブログ>だより №30

 うれしいひなまつり🎎

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 「お雛様の歌って、どんなでしたっけ?」という声が

聞こえてきました。

こぐま社【いっしょにうたって!】

たのしいうたの絵本   ましませつこ絵

に載っていました。(山野三郎・作詞 河村光陽・作曲)

 1.あかりをつけましょ ぼんぼりに

   おはなをあげましょ もものはな

   ごにんばやしの   ふえたいこ

   きょうはたのしい  ひなまつり

 2.おだいりさまと   おひなさま

   ふたりならんで   すましがお  

   およめにいらした  ねえさまに 

   よくにたかんじょの しろいかお

 3.きんのびょうぶに  うつるひを

   かすかにゆする   はるのかぜ

   すこししろざけ   めされたか

   あかいおかおの   うだいじん

 4.きものをきかえて  おびしめて

   きょうはわたしも  はれすがた

   はるのやよいの   このよきひ

   なによりうれしい  ひなまつり

左側の七段飾りは、私の父が娘が生まれたときに買ってくれたもの。

孫のためというより、私に買ってくれたのかなと思います。

私の娘は、娘を産んだとき「金の屏風とぼんぼり」は必須!

と言っていたので、その希望に副ったものを探して、

内裏雛を贈りました。

 右側の木目込みのお雛様は、母方の伯母が、私の弟の娘に

贈ってくれたものです。手作りとは思えない、素晴らしい出来栄えに

感心してしまいます。その子が、娘を産んだので、

このお雛様は、その子に引き継がれることになりました。

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【喜ばれる季節の折り紙】

四季の花を愛で、行事の飾りつけを楽しむ

宮本眞理子 池田書店

に載っているお雛様を、作ってみました。

玄関ディスプレイが、少し賑やかになりました。

 🎵わらべうたであそぼう🎵

2月は、豆まきにちなんで、「おにさのるすに」「まめっちょ」を

クオドリべで歌って楽しみました。

違う歌を、同時に歌う「混ぜ歌」のことのようです。

  おにさのるすに まめいって がーらがら

    これを3回繰り返します。

  「おにさのるすに」まで唱えたら、「まめっちょ」を歌います。

  まーめっちょ まめっちょ いったまめ ぼりぼり

  いんねぇまめ なまぐせ  すずめらも まわっから

  おれらも まわりましょ♪

3月の日程及びプログラム

引き続き、状況に合わせて、できるだけ「お話と絵本」も

聞いてもらえるように、準備してお待ちしています。

無理のないように、各自調整して、お越しください。

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3月1日(月)『五本のゆびさんの会』

3月8日(月)『よつばのクローバーの会』

  『よつばのクローバーの会』のうち、3人が卒業になります。

   引き続き、文庫に来てくれると嬉しいです。

※0歳児を持つママ・パパがいたら、是非お誘いしてください。

「わらべうた」には、たくさんの贈り物が詰まっています。

昔からの贈り物を、赤ちゃんと一緒に是非受け取ってください。

やかまし村文庫<ブログ>だより №29

 お雛様を飾りました🎎

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お雛様を飾ると、華やかになりますね。

春になったら、コロナも収まってくれるといいですね。

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1月の幼児の部のお話は『干支のおこり』でした。

友人が作ってくれた『折り紙の干支』を使ってお話しました。

素晴らしい折り紙を、みんな喜んで手に取って見てくれました。

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お菓子のケースの廃物利用『リーディングトラッカー』もどき

を作ってみました。

 🎵わらべうたであそぼう🎵

今日は、『わらべうたインストラクターの勉強会』でした。

伝承のわらべうたと、そうでないものとの違いや、その使い方

についてどう考えるかという話が出ていました。

 

私達が『わらべうた』として保育や育児支援などで伝えていくのは、

伝承のもの…昔から歌い継がれてきた子どもの遊びやあやし歌、

子守歌などで、誰かが作った「手遊び歌」などは含まれない、

という考え方で取り組んでいます。

「正調わらべうた」というものはないけれど、

インストラクターとしては、「伝承のわらべうた」と

作者のある「手遊び歌」との区別は意識しておきたいと思います。

 

子ども達には、「これは伝承のわらべうた」で、

「これは伝承のものではない」などと説明することはないですが、

ママ達には、そういうこともお伝えしています。

やかまし村文庫<ブログ>だより No.28

 読み聞かせ、ことばの力を育てる決定打

 東京子ども図書館の季刊誌冬号に松岡先生の評論、

『ことばの力』が載っています。その中に…

「受け取る側のことばの力があってこそ、

作品は価値をもつといえます」

「すぐれた本から何かを得るのは、ひしゃくで水を汲むようなもの、

自分というひしゃくの大きさで汲み取ることのできる水の量はきまる」

 「実のあることばで話す」「ゆっくり話す」「肉声を取りもどす」

など、強く興味を惹かれることが書いてありました。

そして「読み聞かせ、ことばの力を育てる決定打」とも!!

じっくり読んで、心に刻まなければと思いました。

 

文庫や「わらべうたの会」に来ているママ達を見ていると、

子ども達の言うことをよく聞いて、ゆっくり丁寧に話しかけ、

わらべうたを歌ったり、絵本を読んだり、

子どもと向かい合って、目を見て、肉声で語りかけることを、

日々実践していることがわかります。

文庫が、そのお手伝いができているとしたら、

こんなに嬉しいことはありません。

 2月の日程とプログラム

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『よつばのクローバーの会』2月12日(金)

『五本のゆびさんの会』2月8日(月)

 

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毎年、この時期生協で購入する「啓翁桜」

もう少ししたら、可愛い花を咲かせてくれます。

この桜が咲いたら、だんだん春が近づいてきます。

 🎵わらべうたであそぼう🎵

二和にある「たんぽぽ文庫」に、「わらべうた」をしに行きました。

文庫に来る小学生がほとんどいなくなり、幼稚園児か、

赤ちゃんがくることが多くなったとのこと。

手持ちの「わらべうた」を増やしたいので、

いくつか教えてほしいとのことでした。

「やかまし村文庫」での実践をもとに、いくつかの

「わらべうた」を紹介して、その日「たんぽぽ文庫」にやってきた

常連さんの3才の男の子と「せんべせんべやけた」

「ぺったらぺったん」「とけいやさん」で遊びました。

私にとっては、初めて会った親子でしたが、

「わらべうた」のお陰で、初対面とは思えない、

楽しい時間を過ごすことができました。

 

このお母さんは、TCLで出している「本よんで(よんでもらって)

うれしいさん」のブックレットを持参して活用していました!

幼稚園からもらったとのことでしたが、なんと!

私が差し上げた「ふじ幼稚園」に通っている方でした。

自分のプレゼントしたものが、活用されている現場に遭遇できて、

びっくり!嬉しい出来事でした。

 

感染しないよう、感染させないよう気をつけなければならない

状況ですが、肉声で、実のあることばで、子ども達と触れ合うことが、

なによりも大事なことだと、痛感します。

やかまし村文庫<ブログ>だより №27

 再びの緊急事態宣言(--;

 今日1月19日と20日は、道野辺小学校で6年生の『卒業お話会』

があるはずでした。2コマずつ、4回お話会をやる予定でした。

私は、『パンドラ』を語る予定でしたが、残念でした。

昨日は、『ありこの会』(文庫のお話の勉強会)だったので、

参加できたお仲間に聞いていただきました。

まさに『苦しみ』に刺されまくって、心身に不調をきたしている

人も多いようです。でも、そこに「お話」があることで、

みんな癒されているようです。

 🎵わらべうたであそぼう🎵

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【おせんべやけたかな こげたかな】

『わらべうたと子どもの育ち』木村はるみ著 エイデル研究所

おせんべやけたかな こげたかな

と、歌いながら指さしていき、止まったところでひっくり返す

まずやってみせてあげて、次に自分でやらせてあげる。

  お手々を出してもらって、おせんべに見立てて焼く。

  焼けたおせんべは、食べてもらう。

  最後の一枚まで焼いて食べる。

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【あまざけしょいしょい】

『うたおうあそぼう わらべうた』

木村はるみ・蔵田友子  雲母書房

あまざけしょいしょい しろざけしょいしょい

あまいおいしい おさとでしょい

 

手の中に、お手玉などを入れ上下に揺すりながら歌う

歌い出すと、みんな耳を傾けて聞いてくれます。

そのまま渡してもいいし、「どっちだ?」と当ててもらって

渡してもいいでしょう。

全員に渡すまで繰り返せるし、色の違うものと取り換えることも。

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【かじやのかっちゃん】

かじやのかっちゃん おいでかな

いますよいます わたしです

ていてつひとつ うてるかい

ひとつどころか いくつでも

くぎいっぽん ぽんぽんぽん

もういっぽん はい おわり

 

土踏まずを拳固で叩きます。

自分の足でやっても、気持ちいいですよ。

 ミニブックトーク📖

今年は丑年『モォ~大変!』

ブックトークの勉強会『イーヨーの会』のお当番で、

24日にBTをすることになりました。

前回ご紹介した、クイズの2冊に加えて、もうひとつ

牛追いの子ども達のお話を紹介することにしました。

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 【小さい牛追い】【牛追いの冬】

マリー・ハムズン作 石井桃子・訳

中谷千代子・絵   岩波書店

ランゲリュード農場には、オーラ・エイナール・インゲリドとマルタ

という四人の子ども達がいました。

オーラは10才、エイナールは8才で、インゲリドとマルタは妹達です。

この子達は、一人一頭ずつ牛を持っていたんですよ。

スヴァルタ・クヴィータ・ユルガース・スチュルナです。

スヴァルタが一番年上で、なんでも良く分っていて頼りになるので、

一番値打がありました。今は、スヴァルタはオーラのものでしたが、

オーラとエイナールは、よく取引をして、自分のほしいものを

スヴァルタと取り換えたりしていました。

四人の子ども達は、、お隣のヤコブとアンナと一緒に、

木の葉で家を二軒作って、二つの家族になって遊んだり、

インディアンごっこをしたり…家に帰る時間もおしんで遊びます。

川から流れてくる材木をつかまえて、お金にかえたりもしたんですよ。

でも、その川の流れの先には、落ちたら死んでしまう滝が

あったんです!無茶苦茶ですよね。

エイナールは、命がけでつかまえた材木を、

結局お金にはかえませんでした。それは読んでのお楽しみです!

オーラとエイナールは、今年初めて牛追いをすることになっていて、

お礼に心づけをもらえることを楽しみにしていました。

でも、牛がいなくなって探し回らないといけないこともあって、

野宿して探して歩いたり、大変な思いもするんです。

時にはスリル満点の危険なことをやってのけたり、楽しく遊びながら、

家族の役に立つ仕事もし、家族のためにクリスマスのプレゼントを

用意するなど、ほのぼのとした暮らしぶりに心が温まる物語です。

 

やかまし村文庫<ブログ>だより №26

 2021年が良い年になりますように!

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 玄関ディスプレイをお正月に模様替え。

獅子舞は、オジサン手作り。発泡スチロールとは思えない出来栄え!

口が開いたら、パーフェクトでしたが、そこまでは(^^;

そして、どこのご家庭にでもある「唐草模様の風呂敷」

いかにも、それっぽく見えるかな?

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1月のプログラム。

感染が広がる中、再開していた公民館のお話会も再び中止になり、

このままできるかどうか分かりませんが、とりあえず、

準備だけは万端整えておこうと思っています。

 

1月には、道野辺小学校の6年生に『卒業お話会』が予定されていて、

私もお話を語らせていただけることになっています。

朝のお話会は、中止の中で、是非とも「卒業のお祝いに」と、

お話会をすることを決断してくださった学校の先生方に、

感謝しております。無事にできるといいですね。

6年生には、ギリシア神話から『パンドラ』を予定しています。

「この世に『苦しみ』がどうしてやってきたか」

という副題のつくこのお話、まさに今にぴったり。

『苦しみ』が箱から出てくるまでは、病気も知らず、

お互いに親切で、機嫌よくしていられたのに…

けれども、箱の中には『苦しみ』と一緒に、もう一つ、

小さな生き物が入っていたのです。

 

お話に励ましてもらいながら、来年も無事に過ごせますように。

 ミニブックトーク📖『今年は丑年』

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今年の年賀状です(^^)vクイズにしてみました。

なんの本か、わかるかな?

知ってる人も、知らなかった人も、是非読んでくださいね。

答えは、こちら!

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【くいしんぼうのはなこさん】 【はなのすきなうし】

いしいももこ ぶん       マンロー・リーフ

なかたにちよこ え       ロバート・ローソン絵

福音館書店           光吉夏弥・訳

                岩波書店

やかまし村文庫<ブログ>だより №25

 ある日の、文庫の玄関の様子

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かなり密ですが…家中開放して、できるだけ分散して

過ごしてもらえるように工夫しています。

屋根裏で本を借り、借りた人は下に降りて、

二階で幼児のお話会、終わったら一階へ降りて、

和室で、お絵かきしたり、積み木で遊んだり、

オジサン工作で遊んだり…

缶ぽっくりや、紙風船・ビュンビュンごまなど、

児童館のように過ごして帰ります。

来年も、こんな感じで、楽しく過ごせたらと思います。

 素敵なXmasプレゼント🎄

『わらべうたの会』の皆さんから、思いがけず、

ステキなXmasプレゼントをいただきました💛

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文庫に置いて、みんなが遊べるようにと考えて、
『わたしのワンピース』のパペットにしたと言ってくれました。

なんと!3歳のYくんの意見だそうです!!

長ぐつは、手作りです!

クリスマスカードも親子合作で、力作ぞろい。

独り占めはもったいなく、壁に飾ってみました。

文庫も残すところ、25日の『金曜やかまし』のみになりましたが、

手作りカードは、年明け後も、飾って見てもらおうかな(^^)v

2021年は、穏やかな良い年になるといいですね。

 ※文庫は、1月6日から始まります。

  『よつばのクローバーの会』は、1月8日(金)

  『五本のゆびさんの会』は、1月21日(木)

  『金曜やかまし』は、1月29日(金)です。

皆さま、よいお年を❣