やかまし村文庫<ブログ>だより №27

 再びの緊急事態宣言(--;

 今日1月19日と20日は、道野辺小学校で6年生の『卒業お話会』

があるはずでした。2コマずつ、4回お話会をやる予定でした。

私は、『パンドラ』を語る予定でしたが、残念でした。

昨日は、『ありこの会』(文庫のお話の勉強会)だったので、

参加できたお仲間に聞いていただきました。

まさに『苦しみ』に刺されまくって、心身に不調をきたしている

人も多いようです。でも、そこに「お話」があることで、

みんな癒されているようです。

 🎵わらべうたであそぼう🎵

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【おせんべやけたかな こげたかな】

『わらべうたと子どもの育ち』木村はるみ著 エイデル研究所

おせんべやけたかな こげたかな

と、歌いながら指さしていき、止まったところでひっくり返す

まずやってみせてあげて、次に自分でやらせてあげる。

  お手々を出してもらって、おせんべに見立てて焼く。

  焼けたおせんべは、食べてもらう。

  最後の一枚まで焼いて食べる。

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【あまざけしょいしょい】

『うたおうあそぼう わらべうた』

木村はるみ・蔵田友子  雲母書房

あまざけしょいしょい しろざけしょいしょい

あまいおいしい おさとでしょい

 

手の中に、お手玉などを入れ上下に揺すりながら歌う

歌い出すと、みんな耳を傾けて聞いてくれます。

そのまま渡してもいいし、「どっちだ?」と当ててもらって

渡してもいいでしょう。

全員に渡すまで繰り返せるし、色の違うものと取り換えることも。

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【かじやのかっちゃん】

かじやのかっちゃん おいでかな

いますよいます わたしです

ていてつひとつ うてるかい

ひとつどころか いくつでも

くぎいっぽん ぽんぽんぽん

もういっぽん はい おわり

 

土踏まずを拳固で叩きます。

自分の足でやっても、気持ちいいですよ。

 ミニブックトーク📖

今年は丑年『モォ~大変!』

ブックトークの勉強会『イーヨーの会』のお当番で、

24日にBTをすることになりました。

前回ご紹介した、クイズの2冊に加えて、もうひとつ

牛追いの子ども達のお話を紹介することにしました。

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 【小さい牛追い】【牛追いの冬】

マリー・ハムズン作 石井桃子・訳

中谷千代子・絵   岩波書店

ランゲリュード農場には、オーラ・エイナール・インゲリドとマルタ

という四人の子ども達がいました。

オーラは10才、エイナールは8才で、インゲリドとマルタは妹達です。

この子達は、一人一頭ずつ牛を持っていたんですよ。

スヴァルタ・クヴィータ・ユルガース・スチュルナです。

スヴァルタが一番年上で、なんでも良く分っていて頼りになるので、

一番値打がありました。今は、スヴァルタはオーラのものでしたが、

オーラとエイナールは、よく取引をして、自分のほしいものを

スヴァルタと取り換えたりしていました。

四人の子ども達は、、お隣のヤコブとアンナと一緒に、

木の葉で家を二軒作って、二つの家族になって遊んだり、

インディアンごっこをしたり…家に帰る時間もおしんで遊びます。

川から流れてくる材木をつかまえて、お金にかえたりもしたんですよ。

でも、その川の流れの先には、落ちたら死んでしまう滝が

あったんです!無茶苦茶ですよね。

エイナールは、命がけでつかまえた材木を、

結局お金にはかえませんでした。それは読んでのお楽しみです!

オーラとエイナールは、今年初めて牛追いをすることになっていて、

お礼に心づけをもらえることを楽しみにしていました。

でも、牛がいなくなって探し回らないといけないこともあって、

野宿して探して歩いたり、大変な思いもするんです。

時にはスリル満点の危険なことをやってのけたり、楽しく遊びながら、

家族の役に立つ仕事もし、家族のためにクリスマスのプレゼントを

用意するなど、ほのぼのとした暮らしぶりに心が温まる物語です。