ミニブックトーク📖『まめ』
畑仕事を始めて、最初の仕事は、土づくりをして、畝を作り、
マルチという黒いビニールシートを張って、種を蒔く準備を
することでした。作る作物に合わせて、適量の肥料を入れるのですが、
エダマメには、肥料はいらないそうです。
してくれる菌が共生するので、耕すだけでいいそうです。
ということで、そんな『まめ』についての絵本を紹介しますね。
【だいず えだまめ まめもやし】
こうやすすむ文 なかじまむつこ絵 福音館書店
くいしいんぼうの三人兄弟、いちろう、はなこ、じろう
三人は、お隣のおじいさんから、大豆を10粒ずつもらいました。
「畑に蒔けば、ふえるよ」と言われ、おじいさんに教わったとおり、
一晩水につけました。
一年目はうまくいったので、二年目は、自分達でやってみることに。
すると…忘れん坊のいちろうは、大豆を水につけたまま、
物置に置きっぱなしにしてしまっていました。
だけど、よくみると…それは、豆もやしになっていたんです!
いちろうは、「野菜炒め」と「もやしラーメン」を作って、
みんなで食べました。
じろうは、さやが大きく膨らんだのをみて、待ちきれなくなって、
「これは、エダマメにそっくりだ」と言って、ゆでて、
食べてみると…ほんとに、エダマメでした!
しっかり者のはなこは、さやが黄色く実るまで待ちました。
こうして、はなこの畑からは、大豆がたくさんとれました。
同じ大豆が、違う形のときに、違う名前がついていたなんて、
おもしろいですね(^^)v
【ピーナッツ なんきんまめ らっかせい】
こうやすすむ文 中島睦子・絵 福音館書店
こちらも、同じものなのに、名前が違う食べ物です。
「らっかせい」の殻をわったら「なんきんまめ」
「なんきんまめ」の薄皮をむいたら「ピーナッツ」(^^)v
生のらっかせいを土に埋めると…根が出て、葉が伸び、
花がしおれて、垂れ下がると…
花の根元から、何か伸びて、針のようにとがったものが、
ぐんぐん下に伸びて、地面の中へ入っていく!!
すると…土の中で、針の先っちょが、ふくらんで…
なんと、土の中にらっかせいができた!!
「落花生」って、書くんだものね。
なるほど、この名前は納得ですね。
【まめ】
平山和子・さく 福音館書店
大豆も落花生も豆ですが、ほかにも、たくさんの豆があります。
ほんとに、いろんな豆があるものです。
この本を読めば、豆について、詳しくなれますよ!
色や形、大きさもいろいろ…さやの形もいろいろです。
80センチもある長いさやの豆もあるんですね。
「さんじゃくまめ」三尺豆、一尺は約33センチなので、
なるほど、三尺ある豆なのですね。
豆が、土の中で成長するようすも、わかりやすく描いてあります。
豆は、栄養満点!食べたくなりますね。
25年目を記念して、
絵本ラックを購入しました!
屋根裏の本棚からはみ出した本を、段ボールに布を貼って作った箱に、
入れて『ここの本もかりられます!』と書いて置いてありましたが、
もう少し、手に取りやすいように、表紙も見られるようにと思い、
思い切って、絵本ラックを購入しました。
屋根裏の『面出しコーナー』とともに、おススメの本を、
随時入れ替えて、手に取ってもらえるように、工夫していきたいと
思っています。
三角コーナーに座っている「ピーターラビット」は、
文庫を応援してくださっているスタッフの方に、いただきました。
今年は、文庫の25年目。コロナ禍のもと、工夫を凝らして、
できることを積み重ねていきたいと思います。