やかまし村文庫<ブログ>だより №38

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オジサンの最新作3つ。動くオモチャです。

遊んでやってくださいね。

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母が老人会でもらってきたらしい笹飾りがあったので、

飾ってみました。短冊に願い事を書いてつるしてくださいね。

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 畑の野菜も生長中!ミニトマト・ピーマン・ナス・キュウリ

オクラももう少しで収穫できると思います。

カブ・水菜・小松菜は、味噌汁にして食べました(^^)v

ミニブックトーク📖

身がわり・入れ替わり・なりすまし?

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【身がわり王子と大どろぼう】童話館出版

シド=フライシュマン作 ピーター=シス絵 谷口由美子・訳

ホラス王子は大変なあくたれ坊主。いつもいたずらをして、まわりの

人を困らせることばかりしています。その上、勉強も嫌いで、

自分の名前さえ書けません。でも、罰としてムチで打たれるのは、

身代わり役の少年ジェミーでした。

あくたれ王子は、身代わり少年がムチで打たれて泣き叫ぶのを見て

面白がるような子でしたが、ジェミーは王子を喜ばせるのは嫌なので、

絶対泣き叫んだりしませんでした。王子は、そんなジェミーのことが

気に入りませんでしたが、こんな生活に嫌気がさした王子は、

ジェミーをお供に連れて、城を逃げ出します。

ジェミーは、王子のスキを見て自由になろうと思うのですが、

二人は道に迷って、泥棒につかまってしまいます。

二人の泥棒どもは、捕まえたのが本物の王子と身代わり少年だと

わかると、王さまに手紙を書いて身代金をせしめようと思います。

でも、泥棒どもは字が書けません。そこで王子に書かせようとしますが、

王子も、字が書けませんでしたね。ジェミーは、王子が勉強するとき、

王子がヘマをすると代わりにムチで打たれるために、そばにいて

一緒に先生の話を聞いていたので、すっかり読み書きができるように

なっていました。そこでジェミーが代わりに手紙を書くことになります。

でも、本物の王子が字が書けなくて身代わり少年が字が書けるなんて、

それはおかしい、ジェミーが本物の王子で、偉そうにしている少年が、

身代わり役なのでは?と、泥棒どもは勝手に勘違いします。

それを利用して、ジェミーは王子を逃がそうと考えますが、

王子は、城には帰らないと言い張ります。

ジェミーと王子は、命の危険にさらされながらも、言いたいことを

言い合い、喧嘩しながら、泥棒どもから逃げ出そうと頑張ります。

そんな中で、あくたれ王子が少しずつ変わっていきます。

王子が変化していくようすを、じっくり味わってくださいね。

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【フランチェスコフランチェスカ福音館書店

ベッティーナ さく・え わたなべしげお訳

次は「入れ替わり」です。盗賊の恰好をしているのがフランチェスコ

白いドレスの女の子がフランチェスカです。

フランチェスコは、フランチェスカが大好き。

カーニバルの会場で、フランチェスカを見かけますが、人ごみで、

なかなか近くにいけません。突然、知らない男の子に、

衣装を取り替えてくれと頼まれます。頼んできたのはウンベルト。

ところが、取りかえたとたん男の人に捕まってしまいます。

男の人は、フランチェスコをウンベルトだと思い込んだのです。

男の人は、ウンベルトのおじさんで、ウンベルトが財布を盗んで、

お金を使いまくっているので、怒って捕まえにきたのです。

フランチェスコは、腹ペコのまま地下室に閉じ込められてしまいます。

一方、ウンベルトはフランチェスカと出会い、フランチェスコだと

思いこんでいるフランチェスカと踊ったり、ケーキを食べたりして

楽しく過ごしています。ところが、財布からお金を払っているのを見た、

フランチェスコの友達に咎められて、逃げ出します。

ウンベルトはどうなってしまうのでしょう?濡れ衣をきせられた

フランチェスコはどうなるのでしょう?フランチェスカは、

フランチェスコに会えるのでしょうか?

気になる人は、読んでくださいね。

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【トラのじゅうたんになりたかったトラ】岩波書店

ジェラルド・ローズ 文・絵 ふしみみさを訳 

おしまいは「なりすまし?」です。

『トラのじゅうたんになりたかったトラ』このトラは、年を取って、

エサもろくに捕れなかったので、痩せて骨と皮ばかりになって、

サルからもバカにされるしまつ。

王さまの宮殿を覗いては、「羨ましいなぁ。あそこにいって、

仲間に入れてもらいたいなぁ」と思っていました。

そんなある日、トラは、宮殿の召使が、城中のじゅうたんを

干しているのをみかけます。するとその中に、トラのじゅうたんが

あるではありませんか!「そうだ!」とひらめいたトラは、

召使が見ていないスキに、トラのじゅうたんを隠して、

自分が洗濯ひもにぶら下がります。

そんなこととは気づかない召使は、トラのじゅうたんを

パンパンはたいて、広間に敷きます。

こうして、まんまと宮殿に入り込むことができました。

トラは、王さまたちがご馳走を食べたりしている間は、

バレないように、じっとじゅうたんになりきって過ごしました。

夜になって、王さまたちが寝にいってしまうと、残ったご馳走を食べ、

おいしい紅茶を飲んで、温かい広間でのびのび眠りました。

ところが、ご馳走を食べているうちにトラはだんだん太ってきました。

「まずい!これでは、生きたトラだとバレてしまう。どうしよう」

そんな心配をしているとき、なんと、宮殿に泥棒が入り込んできます。

さあ、どうなってしまうのでしょうか!?

気になる人は、読んでくださいね。