やかまし村文庫<ブログ>だより №44

11月の文庫の予定です。

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先日、とても嬉しいことがありました。

「文庫の卒業生です」というメールがあり、17年ぶりに会うことが

できました。2001年、3年生のときから6年生まで通ってくれた

本の大好きな女の子でした。彼女は、高校の英語の先生になっていて、

結婚して新居を建てることになったそうです。

そして将来、文庫活動をしたいと思っているとのこと。

そこで、新居にその場所を作っておこうと思うので、

アドバイスをお願いしたいというのでした。

どうやって、私のアドレスがわかったのかと思ったら、

船橋市の『市民力発見サイト』で「やかまし村文庫」を見つけ、

そこから、このブログへとんで、自分の知っている「やかまし村文庫」

で間違いないとわかったので、メールしたとのこと。

『市民力発見サイト』も、このブログも、コロナきっかけで始めたこと

でしたが、やっておいて良かった!!と、つくづく思いました。

そして、子どものころ通っていた文庫のことを覚えていてくれて、

自分もいつか、そういう活動をしてみたいと思ってくれるなんて!!

こんなに嬉しいことがあるとは、思いもしませんでした。

 

そして、今日のニュースで、東京子ども図書館の松岡享子名誉理事長が、

文化功労者に選ばれたことを知りました。

松岡先生のメッセージによると、子どもの文学や読書の問題を

正面切って取り上げたのは初めてではないかとのこと。

未来のポテンシャルを持った子ども達が、

その力を最大限に発揮できるように

読書によって自力をつけることは、ますます大事になります。

多くの志のある若い人たちが、子どもの読書活動の発展と普及に

力を尽くしてくださることを願っていますとのことでした。

 

私達の文庫活動も、微力ながら、その一翼を担っていけたらと

思いますが、文庫の卒業生が、将来自分もそういう活動がしたい

と思ってくれるならば、その志がつながっていけるということで、

こんなに嬉しいことはありません。

 

私達は、今目の前にいる子ども達に、わらべうたを歌ったり、

お話をしたり、絵本を読んだりということをしてあげられるだけです。

環境を整え、良い本をそろえ、ゆったりとくつろいで過ごし、

本やお話と出会える場所を提供する…

たったそれだけのことですが、何かが子ども達の心の中に沁み込んで

くれるならと、それを信じて積み重ねていきたいと思います。

 

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鈴虫くんも、今年はおしまいになり、「工作オジサン」の作品を

飾ってみました。

工作オジサンは、みんなが遊んでくれるのが嬉しいらしく、

次々、次の作品に取り組んでいます。

今度は、何が登場するかな?お楽しみに♪