やかまし村文庫<ブログ>だより No.66

今日は『アンデルセンのお話会』でした。

今日は『第4回アンデルセンのお話会』でした。
16名の皆さんが参加してくださり、楽しい会となりました。

『一つさやから出た五つのエンドウ豆』

ヒナギク

『運は一本の針の中にも』

みにくいアヒルの子

アンデルセンのお話について、みんなでいろいろ語り合い、

松岡先生の思い出話にも花が咲きました。

アンデルセンは、宗教色が強いお話もあるが、

特定の宗教というよりも、もっと大きく捉えていると

考えた方がいいのではないかという話も出ていました。

みにくいアヒルの子』は、「おれってば、白鳥だったんだぜ」

といって、威張ったり自慢したり、いじめていたアヒルなどを

見返したりという話ではなく、旅の空で推敲を重ねていた

アンデルセンが、お話の中でアヒルの子を愛する故郷へ帰した

と考えると腑に落ちる気がしたという話をしたら、

皆さんが、納得してくれて「そのように聞こえた」と

言ってくださったのが嬉しかったです。

(参考:水上勉「あひるの子 アンデルセン幻想」)

創作のお話は、語る人によって雰囲気も変わるし、

解釈も人それぞれで、そこが面白いところでもあり、

難しいところでもあります。

何が正しいかは分かりませんが、自分なりの解釈で、

このお話はこういう話なんだろうな、こういうところが面白い、

ここがこのお話の肝心なところだろうという「勘」を信じて、

これからも一つずつ「語れるお話」を増やしていきたいと思います。

 

こういう時間が持てるのも、お話によって繋がっているからであり、

松岡先生がこういうご縁を繋いでくださっているのかもしれません。

ここに集った皆さんは、それを楽しんで、それぞれの場で

がんばるエネルギーに変えていくのだと思います。

これも、私達のいただいた「運」と言えるのかもしれませんね。

たしかに、私達も「黄金の中でも一番いい黄金」

「子ども達の目から輝き出る黄金」「子ども達の口から鳴り響く黄金」

を集めることができるのですから。

🎵わらべうたであそぼう🎵

3月31日(金)は『金曜やかまし』です。

午前中は、『大きい子のわらべうたの会』をやります。

幼稚園・小学生の皆さん、遊びに来てくださいね。

 

2月から再開した「船っ子教室」では、

♪こんこんさんあそびましょ♪ (鬼ごっこ

♪ぺったらぺったん♪ (お手玉

♪月か雲か♪ (目隠し鬼)

などが大人気。初めて参加する子も楽しく遊んでいます。