やかまし村文庫<ブログ>だより №13

 《あるかもしれないお話会》やってみました。

4月から貸出返却のみで開けて、それなりに楽しく過ごしていました。

それぞれのタイミングで本を借りにきてくれて、工作したり、

いろいろ作った作品で遊んだり、あやとりやビュンビュンごま、

「3と12」も人気でした。これはこれで楽しいと思いましたが、

やっぱり「お話の時間」がないのは、なんとも片手落ちな感じ(--;

せめてもと思い、ブログで「ミニブックトーク」に挑戦、

本の紹介を載せてみました。

でもやっぱり…なまのお話ができないものか…と考えて、

タイミングを見計らってのお話の時間を作ってみました。

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まず語ったのは『ヤギとライオン』トリニダード・トバゴの昔話

【こども世界の民話(上)】実業之日本社

(内田莉莎子・君島久子・山内清子)

次に語ったのは、『エパミナンダス』

東京子ども図書館【おはなしのろうそく1】

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先日は、3年生たちの「こわいお話して!」のリクエストにお応えして

【黒いお姫さま】ドイツの昔話より『黒いお姫さま』

ヴィルヘルム・ブッシュ採話 上田真而子 編・訳 佐々木マキ

福音館書店

さすがに怖かったらしく、だんだんかたまってきて…

二回目にヤーコプが逃げおおせた時には、

「ふー」と息をついていました。

三回目は助かるとわかっているようで、

余裕をもって聞いていました。

子ども達と一緒にお話を楽しむ醍醐味を、

久しぶりに味わいました。

アクリル板、大活躍です!!

 ヒマなオジサンの作品続々…

子ども達も、面白そうに遊んでくれます。

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ネットで調べたり、ダウンロードしてみたり…

オリジナルの「わ、かめ!」も作ってくれました(^^;

私もストローとクリップを使って、浮沈子を作ってみました。

さ・え・ら書房「たのしい科学あそびシリーズ」

【ストローの実験】馬場勝良著・さとう智子絵

に作り方が載っています。

オジサンが、ストローの長さなどを調整してくれたので、

ちゃんと浮き沈みするようになりました。

 🎵わらべうたであそぼう🎵

「わらべうたと子どもの育ち」木村はるみ著 エイデル研究所

『ここはとうちゃんにんどころ』

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ここはとうちゃんにんどころ  (右ほほ、4回つつく)

ここはかあちゃんにんどころ  (左ほほ、4回つつく)

ここはじいちゃんにんどころ  (おでこ、4回つつく)

ここはばあちゃんにんどころ  (あご、 4回つつく)

ここはねえちゃんにんどころ  (鼻のあたま、4回つつく)

だいどう だいどう      (お顔をなぜるまね)

こちょこちょこちょ…     (あごの下など くすぐる)

 

『ぼうず ぼうず』

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ぼうず ぼうず かわいときゃ かわいけど

にくいときゃ ぺしょん

(あたまをなぜる)(ぺしょん…でかるくたたくまね)

 

『ちっちここへ』

ちっちここへとまれ とまらんちっちは とんでいけ

(人差し指の先を合わせたり、放したりしながら歌う)

       ※ちっち⇒せきれい

 

 

 

やかまし村文庫<ブログ>だより №12

 おすすめの本📖ミニブックトーク

7月といえば「七夕」ですね。

そこで、七夕や星の本を紹介します。

【たなばた】こどものとも傑作集

君島久子再話 初山滋・画 福音館書店

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昔、天の川の東に、七人の天女がおりました。

末娘のおりひめは、はたおりが一番上手でした。

天の川の西側は人間の世界で、一人の牛飼いが、

年取った牛とくらしていました。

ある日のこと、牛が突然こう言いました。

「天女たちが、天の川へ水浴びにきたら、

おりひめの着物をかくしてしまいなさい」

牛飼いは、牛に言われたとおりにし、おりひめを妻に迎えます。

やがて、男の子と女の子がうまれ、二人は幸せにくらしていますが、

天のおうぼさまに知られ、おりひめは、天へ連れ戻されてしまいます。

牛飼いと子どもたちは、力を合わせておりひめを追いかけます。

初山滋さんの美しい絵が想像力をかきたてます。

年に一度、必ず読む本です。

【ほしになったりゅうのきば】

君島久子再話 赤羽末吉・画 福音館書店

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昔々、子どものいないじいさまとばあさまの前に、大きな石が

落ちてきて、男の子が生まれました。二人は、大喜びで、

その子を「サン(英雄)」と名付けて育てます。

そのころ、大きなりゅうの兄弟が、南山と北海にすんでいました。

ある日、二匹のりゅうは、一緒に桃を食べていましたが、

九つあるので、どっちが多く食べるか言い争っているうちに、

けんかはどんどん激しくなってしまいます。

二匹は、からまりあって、のたうちまわり、天へ躍り上がって、

天にぶつかってしまいます。ばりばりっと天は破れ、

二匹のりゅうは、頭をぶつけて、それぞれ自分の住処へ逃げ帰ります。

りゅうが破った天のさけめは、サンの村の真上でした。

そこから、雨が滝のように降り注ぎ、寒い日には、ひょうが石のように

落ちてきて、村の人々は、山の洞穴に逃げ込んだまま、

外へ出ることもできません。

じいさまは、サンに、なんでも知っているというライロン山の

みどりのひげの老人のところへ行ってくるように頼みます。

サンは、天のさけめを塞ぐことができるのでしょうか?

銀河と星の起源譚です。

【星座を見つけよう】福音館書店

H.A.レイ 文・絵  草下英明・訳 福音館の科学の本

小学校中級~おとなまで

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星に興味がわいたら、こんな本はいかがでしょう?

ゆっくり丁寧に読みながら、わかりやすい絵を丹念に見ていくと、

星の名前や、星座の形、星座の見つけ方などが、少しずつ

わかるようになるかもしれません。

あの、「おさるのジョージ」をかいた、H.A.レイさんが、

こんな本もかいていたんですね。

たなばたの「おりひめ星」(しょく女星・こと座のベガ)と、

「ひこ星」(牽牛星・わし座のアルタイル)も、見つけられますよ。

一気に全部わかろうとするのではなくて、折に触れ、

繰り返し読み直していくような本だと思います。

 

 

やかまし村文庫<ブログ>だより №11

 気づけば、もう7月…

2020年も、半分終わってしまいましたね!

先日、私のFacebookに、古い友人が友達申請してくれました。

たまたま見つけて、これは「私」に違いないと思ったそうです。

そんなこともあるのですね。

Facebook・Blog・LINE…せっかく始めたので、

それぞれの特性を活かして、活用していこうと思います。

受け取ってほしい人に、確実に手渡すのは、

結局「会って手渡す」のが一番のような気がしますが(^^;

「お話」と「わらべうたの会」が再開!

3か月ぶりに、ようやく『五本のゆびさんの会』(第5期)を

開くことができました。

今回は、二組の参加だったので、密になる心配はなく、

ゆっくり楽しく過ごしました。

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アクリル板を用意して、見本を見せたり、絵本を読むときは、

マスクをはずしてできました。

「久しぶりにゆったりした時間が過ごせた」と喜んでくれたのが、

嬉しかったです。

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文庫でも、アクリル板を使って「お話」をしました。

さすが今どきの小学生、開口一番「コロナ対策?」

【こども世界の民話 上】実業之日本社

内田莉莎子・君島久子・山内清子

から、トリニダード・トバゴの昔話『ヤギとライオン』

まず、3年生4人に、落ち着いた頃合いを見計らって語りました。

帰ってから、「今日のお話はこんなだった」と、

お母さんに報告してくれたそうです!

そのあと、2年生と年少の兄妹とお母さんにも、語りました。

妹が「もう一回」というので、二回続けて聞いてもらいました。

2年生の兄は「一回目でわからなかったことが、二回聞いてわかった」

と言っていました。

「お話の時間」を設定してしまうと、密になってしまうので、

当分はこんな感じで、出来たらやるという「あるかもしれないお話会」

ということで、やってみようと思います。

 🎵わらべうたであそぼう🎵

0・1・2歳児クラス編『いっしょにあそぼうわらべうた』

コダーイ芸術教育研究所/著

『だだっこさん』フランスの伝承

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「だだっこさん、コロッケあげようか?」

   「いいえ、かあさん、そりゃ、からい」

「だだっこさん、おさかなあげようか?」

   「いいえ、かあさん、そりゃこげくさい」

「だだっこさん、それじゃ、サラダおあがり」

   「いいえ、かあさん、そりゃまずい」

「だだっこさん、それでは、パンをあげようか」

   「いいえ、かあさん、そりゃほしくない」

「なんにもたべないだだっこさん、

    おまえにゃげんこつくれてやろう」

 

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年少さんの女の子とは、「だだっこさん」で遊びました。

ブログにも載せてある遊びです。

LINEのタイムラインで動画を送ってあったので、

既に「知っている」ものだったからか、

初めてとは思えないくらい、楽しく遊べました。

 

やかまし村文庫<ブログ>だより №10

 7月のプログラム(お話の時間)予定

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7月も貸出返却のみで開けることにします。

でも一応、プログラムを考えてみました。

この通りとはいきませんが、状況によっては、

一つでもお話を聞いてもらえるように、

透明なアクリル板を用意してみました。

うまくタイミングが掴めるといいのですが(^^;

様子をみて、できることからやってみようと思います。

 🎵わらべうたであそぼう🎵

0・1・2歳児クラス編「いっしょにあそぼうわらべうた」

コダーイ芸術教育研究所/著

『アシアシアヒル

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子どもを足の上に乗せて、歌に合わせて歩く

アシアシアヒル カカトヲネラエ

 

『イッスンボウシ』

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イッスンボウシ   コーチョグチョ   タタイテ

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サスッテ    ツマンデ     オワリ

 

『オヤユビネムレ』

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オヤユビネムレ サシユビモ ナカユビ ベニユビ

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コユビミナ  (親指から一本ずつ指を折っていく)

ネンネシナ ネンネシナ  (小指から、一本ずつ指を起こしていく)

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ネンネシナ  (親指を寝かせて、残り全部を寝かせる)

 

『おちょず』

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おちょず おちょず ねんねつぼ ねんねつぼ

(4回手を叩く)  (左手のひらを 右人差し指で4回つつく) 

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かいぐりかいぐり かいぐりこ おつむてんてん

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アワワワ…

 

「うたおうあそぼうわらべうた」

木村はるみ・蔵田友子 雲母書房

『なかなかほい』

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なかなかほい   そとそとほい    なか

         そと  そと    なか なかなかほい

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そとそとほい  なかなかほい  そと

        なか  なか  そと  そとそとほい

 

「わらべうたと子どもの育ち」木村はるみ著 エイデル研究所

『ねずみねずみ』

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子どもの手を取り、二本指で歌いながらのぼっていく

最後に、脇の下や喉元などをくすぐる

♪ねずみねずみ どこいきゃ わがすへ ちょうちゅくちゅ

 ねずみねずみ どこいきゃ わがすへ とびこんだ

 

 

やかまし村文庫<ブログ>だより №9

 おすすめの本📖ミニブックトーク

今回は、「ホタル」の本を3冊ご紹介します。

まず最初は、ホタルの写真絵本。栗林慧さんの本です。

栗林さんは、生物生態写真家。

独創的なカメラを開発し、斬新な写真を発表してきた方です。

【ホタル】

写真/栗林慧  総合監修/日高敏隆 株式会社リブリオ出版

5月下旬~6月初め「ホタルのすむ川の風景」「光のうたげ」

ホタルの光をとらえた美しい映像です。

西日本のゲンジボタルは、約2秒に一回光るのに対し、

東日本のゲンジボタルは、約4秒に一回光る。

その中間の中部地方では、約3秒に一回光るホタルがいるそうです。

ホタルの体のしくみはどうなっているのでしょう?

イラストと写真で解説してくれます。

メスたちが集団で産卵するようす~その理由…

ホタルの幼虫が育つようすがとてもよくわかります。

この本の中でも圧巻なのが、

幼虫が光りながら川岸を登っていく場面です。

カメラのシャッターを6時間開いたままで撮影、

カメラマンは、この場面と出会うまでに、20年かかった…

と書いてあります。是非、ご覧ください!!

 

次も、同じ栗林さんの写真の本です。

詳しい説明のついた「科学のアルバムシリーズ」の一冊です。

【ホタル 光のひみつ】

栗林慧  あかね書房

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「夜空への飛びたち」(五月下旬~六月下旬)から始まります。

ゲンジボタルのオスは、強く光り、つけたり消したり、

光を明滅させながら飛び回ります。一方メスは、草や木の葉の上に、

じっととまって弱く光っていて、オスはメスを見つけると、

一段と明るく光を明滅させます。するとメスも強い光を明滅させて

答えます。こうして、交尾をして卵を産みます。

産卵場所は、主に、川岸の岩や木の根元にはえているコケ。

コケのある場所は、水分が多く、日光も当たらないので、

卵を乾燥から守ってくれます。

卵からかえった幼虫は、そのまま下の川の水の中へ。

幼虫の水の中でのくらしや、地上へ出て成虫になる様子が、

丁寧に書かれています。

ゲンジボタルヘイケボタルのちがい」や、

「日本にすんでいるおもなホタル」の解説なども載っています。

 

こちらは、小学校上級向けの読物です。

6年生担任の原田先生が、クラスの子ども達と見た、

すばらしいホタルの光に感動し、ホタルに興味を持った子ども達の

素朴な疑問に向き合って、一緒に観察をした3年間の記録です。

【ホタルの歌】

原田一美・著  学研

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著者の原田一美さんは、徳島県の小学校の先生だった方です。

昭和41年5月の中頃、原田先生が宿直で学校に泊まり込んでいた

夜のこと。6年生の男の子三人が、先生をホタルとりに誘いに来ます。

三人に連れられて、下の谷へ行くと、なんと何千何百のホタルが

群れをなして飛んでいるではありませんか!

魂を奪われたようにホタルの光に見入っていた先生に、三人は、

「どっちがオスで、どっちがメス?」「このホタルは何ボタル?」

「ホタルはどうして光るんだろうか?」

「ホタルは何を食べるんですか?」と、次々に質問してきました。

早速、図書室へ駆け込んで調べてみると…

「日本にいるホタルで最も多いのは、ゲンジボタルヘイケボタル

ゲンジボタルは、きれいな谷川や小川にすみ、

ヘイケボタルは、田んぼのあたりにすんでいる」などが分かりました。

更に調べていくと、ホタルの一生は四つの時代に分けられ、

卵の時代は陸上  幼虫の時代は水中

さなぎの時代は土の中  成虫時代は空中

それぞれ違った場所にすむが、四つの時代を通じて光ることが

わかりました。

臨時学級会が開かれ、みんなでホタルの研究をすることになります。

「こんな活発な学級会は今まで一度もなかった」と先生は感動します。

これが本当の姿なんだ…そう思った先生は、

ホタルの研究を学級の柱にしていこうと決心します。

6年生43人を昼と夜のグループに分け、更に4班に分かれて、

観察日記をつけることになりました。

そして、ホタルがどこにすんでいるのか調べていくと…

昔上流に銅の鉱山があった東山川には、ホタルが一匹もいないこと、

また、川のゲンジボタルの発生は、

下流から上流へとだんだん移っていくことがわかりました。

ある時、ホタルが1分間に何回光ったり消えたりするか数えていると、

なんと、2秒間に一回、1分間に30回、ぴたっとそろって光り、

そろって消えるのです!何百何千のホタルが、どうして一緒に光り、

一緒に消えるのでしょう!?

でも、この素晴らしい同時点滅を上回る、更に素晴らしい

「ホタル合戦」を先生と子ども達は、目にすることになります。

光りの竜巻のような光景に、先生も子ども達も圧倒されてしまいます。

こうして、ホタルの光の素晴らしさを知るにつれて、先生は、

この自然を守らなければと考えるようになります。

そこで、クラスでの活動から、学校全体に呼び掛けて、更には、

村の人全員の力で、ホタルを守っていく活動へと広がっていきます。

数々の失敗を重ねても、辛抱のいる厳しい作業であっても、

子ども達は、心からホタルをかわいがり、

夢中になってホタルと向き合っていきます。

その熱意に、大人たちも動かされて、みんなで協力して、

取り組んでいくようすが、丁寧な観察の記録とともに伝わってきます。

まるで、自分もクラスの一員になったような気持ちで、

ドキドキしながら、一緒に考えながら、読み進めることができます。

是非、読んでみてください。

  ※表紙画像使用について、学研よりお返事をいただきましたので、

  掲載することができました。文庫にあるのは学研の本ですが、

  2008年に未知谷という出版社から復刊されています。

 

やかまし村文庫<ブログ>だより №8

 開き続ける立体 できました!

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なんとも、へたくそ!縫い目の粗いこと!恥ずかしい(--;

でもまぁ、がんばって作ったので、遊んでくださいね(^^;

 おすすめの本📖ミニブックトーク

そろそろ梅雨入り、蒸し暑くもなり、夏に向かって、

水が恋しくなる季節になりました。

そんな水のことがよくわかる本がいっぱいあります。

ということで、今回のテーマは…

『水ってなあに?』

【みずとはなんじゃ?】

かこさとし・作 鈴木まもる・絵 小峰書店

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題名通り、「みずとはなんじゃ?」を探っていく絵本です。

においも色もなく、透き通った水、水はお皿に入れてそのまま

にしておくと、やがてなくなってしまうこと。

冷やしていくと…氷になって…、氷は水よりほんの少し軽いので、

水に浮かぶこと。

人や動物や魚や植物も、体の中にたくさんの水を蓄えていること。

体の中の水が、どんな働きをしているのか?

そんな水を、海として地球はたっぷり蓄えていること。

その水が、地球にどんな働きをしているのか?

わかりやすい絵と文で、語りかけてくれます。

 

小さい子にも、よくわかる楽しい科学絵本があります。

【しずくのぼうけん】

マリア・テルリコフスカ作 ボフダン・ブテンコ絵

内田莉莎子・訳  福音館書店

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ある水曜日のことだった…ぴしゃんと水がひとしずく飛び出して、

ながい旅にでた…と始まるこの絵本、

水のしずくの冒険を、リズミカルな言葉と、はっきりした絵で

たどります。楽しく読んでいるうちに、

水が、気体⇒液体⇒固体…と変化するようすが、

よくわかりますよ。

是非、一緒に、ぼうけんのたびに出てくださいね。

 

こちらは、写真で見せる、水の不思議がわかる本です。

ひとしずくの水】

ウォルター・ウィック/林田康一・訳 あすなろ書房

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ひとしずくの水と一緒に、ミクロの世界から、

身の回りで、何気なく起こっている不思議なできごと、

水の性質、高い空で起こっていること、

ひとしずくの水の❝終わりのない旅❞を、たどることのできる

きれいな写真絵本です。

写真を眺めるだけでも、感じるものがあります。

 

こちらは、小さい子でも楽しめる写真絵本です。

【みず】

長谷川摂子・文 英 伸三・写真  福音館書店

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いろんな水の顔、姿を見せてくれる絵本です。

きれいな水、おいしそうな水、ひんやり涼しくなる水、

水の音、力強い水、激しい水、恐ろしい水、静かな水…

いろんな水の表情、感触を楽しんでください。

水の中に入ってみたくなりますよ。

夏にぴったりの絵本です。

 

さて、水は、どこから来て、どうやって私たちの元へ

届くのでしょう?これを読むと、よく分かりますよ。

フリズル先生のマジック・スクールバス 水のたび】

ジョアンナ・コール文 ブルース・ディーギン絵

藤田千絵・訳    岩波書店

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フリズル先生は、とてもかわった先生。クラス遠足は浄水場

しかも、行く前に一か月も図書館で予習させられました。

町がどこから水道の水をとっているのか調べ、

おもしろい水の情報を10個集めなければなりません。

遠足当日、いつものスクールバスに乗り込みますが、

フリズル先生の運転するこのバスは、

普通のバスではありませんでした。

みんなは、水と一緒に空にのぼり、雲の中へ…

雨粒の中に入って、川をくだり、貯水池から浄水場へ。

砂とじゃりのフィルターで、汚れも、病原菌も

とってしまうことを学び、更に、

貯水タンクから町に向かう水道管の中に!

学校へ戻ると、みんなで、水道の図を作って、

体験してきたことをまとめました。

こんな勉強なら、やってみたいですね。

読むところがいっぱいあるので、すみずみまで、

もれなく、読んでくださいね。

 

そんな水を数えることは、できるのでしょうか?

【みずをかぞえる】はじめてであうすうがくの本

遠山 啓・監修 安野光雅 すうがくシリーズ5 福音館書店

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そのままでは、数えられないですよね。

入れ物に入れたら、数えられるかな?

水を数えるには工夫が必要。

どんな工夫が必要なのか、この本を読めばよく分かります。

普段、何気なくやっていることかもしれません。

自分でも、試してみてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

やかまし村文庫<ブログ>だより №7

 鈴虫君が孵化しました!

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今年も、無事に鈴虫君が孵化しました。白いのは今だけです。

また、涼しい鳴き声を聞かせてくれると思います。

そのころには、コロナも落ち着いていることを祈ります。

 ライオンとトラもお出迎え!?

玄関の鈴虫君の隣では、ライオンとトラもお出迎え!

ヒマなオジサンのクラフト作品、かぶって遊べます(^^;

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早く元通り、安心してみんなが集まれるようになるといいですね。

 🎵わらべうたであそぼう🎵

「わらべうたと子どもの育ち」木村はるみ著 エイデル研究所

『きっこーまいこ』舟漕ぎ~『いちり にり』くすぐりあそび

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きっこーまいこ よそでもすりゃる うちでもすろか

いっしょうすって ねよまいか

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いちり       にり

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さんり        しりしりしり

 

『おさらにたまごに』足じゃんけん

おさらに     足を横に開いてパー

たまごに     足をとじてグー

はし       足を前後に開いてチョキ

かけ       左右の足を逆にして前後に開く

ほい       じゃんけんする

  ※これは、放課後子ども教室の子ども達が大好きな遊びです。

   「あいこ」と「負け」の人は抜けて、勝負し、

   最後に勝った人が、次のリーダーになってもらうと、

   時間を忘れて遊んでいます。

 工作【つくってあそぼう】開き続ける立体

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実は、まだ未完成…途中ですが、牛乳パックの8個のキューブを

繋ぎ合わせて作る、『開き続ける立体』です。

間もなく完成予定。六つの絵が次々現れます。

「卵」⇒「幼虫」⇒「さなぎ」⇒「ちょうちょ」のように、

一つのテーマで、六場面の絵を考えるのも楽しいですよ。

私は、布で作りましたが、もちろん、紙で作れます。

『牛乳パックの実験』に載っています。

取手の谷中子ども文庫さんから、譲っていただいた

さ・え・ら書房の「たのしい科学あそびシリーズ」の一冊です。

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さ・え・ら書房「たのしい科学あそびシリーズ」

「ゴム風船の実験」 立花愛子著・藤田ひおこ絵

「コインの実験」  高梨賢英著・永井泰子絵

ティッシュの実験」立花愛子著・さとう智子絵

「牛乳パックの実験」科学読物研究会編・藤田ひおこ絵

「のりの実験」   馬場勝良著・永井泰子絵

「ストローの実験」 馬場勝良著・さとう智子絵