やかまし村文庫<ブログ>だより №23

 あっという間に、もう12月ですね!f:id:yakamashimurabunko:20201128104644j:plain

コロナは収束する気配はなく、まだまだ自粛期間が続きそうです。

文庫は引き続き、家中開けてお待ちしています。

それぞれの判断でいらしてください。

本を借りて、お話を聞き、一階和室で遊んで帰るという流れが

定着してきました。特定少数が対象の文庫だからこそ、

お互いの信頼関係のもと出来ることなのかなと思います。

地域の図書館であり、児童館であり、学童でもある文庫の存在が、

ママ達や子ども達にとって憩いの場になっていることに

誇りをもって活動していこうと思います。

 ミニブックトーク📖『お母さんと子ども』

お母さんと子どもの関係が温かく描かれた本が、いろいろあります!

お母さんのお手伝いをする子、お母さんのために頑張る子、

お母さんに言われたことを一生懸命やってみる子、

どの子も、みんなお母さんが大好きで、健気ですね。

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【ちいさなヒッポ】マーシャ・ブラウン作

内田莉莎子・訳 偕成社

ヒッポは、お母さんが大好き。いつも一緒。

お母さんは、ヒッポにかばの言葉を教えます。

「グァオ、ヒッポ!」「グァオ、こんにちは!」

「グァオ、あぶないよ!」

「いいかい、ヒッポ。グァオ!が、とても大事なのよ」

お母さんに言われてヒッポは、「グッ、グッ、グァオ!」

と練習しました。

そんなある日、ヒッポがお母さんからちょっと離れて、

一人で遊んでいると、波ひとつたてずに、

すべりよってきたものがありました。

金みどりの目をしたワニでした!「あぶない!」

ヒッポはワニにつかまってしまうのでしょうか!?

力強い版画の、美しい絵本です。

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【おかあさんだいすき】岩波こどもの本

文と絵 まーじょりー・ふらっく 訳・編 光吉夏弥

【おかあさんのたんじょう日】

今日は、お母さんの誕生日。

ダニーはお母さんに何をあげたらいいかしらと考えます。

めんどりは「うみたてのたまごをあげましょう」

と言ってくれますが、卵ならもうあるので、

めんどりも一緒に探しにいってくれることになります。

がちょうは、「羽根の枕ができるように、羽根をあげましょう」

と言ってくれます。

羊は毛をくれるといい、牛も牛乳をくれるといいますが、

どれもみんな、もうあるものばかり…

ダニーは、ステキなプレゼントをみつけることができるのでしょうか?

お母さん思いの、ダニーのまっすぐな気持ちがステキですね。

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【サリーのこけももつみ】岩波書店

ロバート・マックロスキー文/絵 石井桃子・訳

表紙を開くと、お母さんとサリーがジャムを作っている

台所のようすが描かれています。

サリーは、お母さんと一緒に、こけもも山にこけももつみに

出掛けます。冬食べるジャムを作るためです。

サリーは小さなバケツを持っていき、こけももをその中に入れました。

ポリン!ポロン!ポルン!

こけももをバケツに入れた音が響きます。

一方、こけもも山の向こう側には、小さなくまが、お母さんぐまと

こけももを食べにやってきていました。

「寒い長い冬がくるから、おなかにいっぱい食べ物をためて

おかなくてはいけないのだよ」と、お母さんに言われて、

こぐまは「むちゃむちゃ ごっくり!」

と、こけももを食べては、ばさばさとかけて、

お母さんのあとについていきました。

ところが、二組の親子は、こけもも山の向こうとこっちで、

相手を取り違えてしまうのです。

サリーはお母さんぐまに、こぐまはサリーのお母さんのあとに、

ついてきてしまいます。

さあ、大変。サリーとこぐまは、ちゃんと自分のお母さんに

会うことができるのでしょうか?

ポリン!ポロン!ポルン! むちゃむちゃ ごっくり!

二つの音が効果的に響き、遠目の効くモノトーンの見開きの絵が

距離感を感じさせます。

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【ベーコンわすれちゃだめよ!】偕成社

パット=ハッチンス作 渡辺茂男・訳

お母さんから、お使いを頼まれた男の子。

 うみたてたまごが6こと お茶にいただくケーキと

 梨をひとやま買ってきてね

 それから、ベーコン わすれちゃだめよ!

頼まれたものを唱えながら歩いていきますが…

すれ違うものを見るたびに、買うものが、ちょっとずつ

変わっていきます。

 うみたてたまごが、太いダイコンになったり

 お茶にいただくケーキが、ぼくにいただくケープになったり

 梨をひとやまが、梯子段をひとやまになったり…

 それから ベーコンわすれない!

と、唱えているのですが…うまく買い物できるでしょうか?

egg➡leg➡peg       cake➡cape➡rake      pears➡stairs➡chair

ということかなぁ?

日本語でこの面白さが伝わるのかな?と思いながらも、

読んでみると、子ども達は大喜び!ちゃんとわかりましたよ!

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【ゆうかんなアイリーン】セーラー出版

ウィリアム・スタイグ作 おがわえつこ訳

アイリーンのお母さんは、お屋敷の奥様に頼まれて、

ステキなドレスを作りました。今夜のパーティに間に合うように

お届けしなくちゃならないのに、お母さんは風邪をひいてしまいます。

具合の悪いお母さんにかわって、アイリーンは

「わたしが届けてあげる」と言って、出掛けていきます。

お屋敷は遠いし、洋服は重いし、その上、雪も降りだしました。

お母さんの心配をよそにアイリーンは「雪大好き!」

と言って出発します。

吹き付ける風と雪、重そうな箱を抱えて、飛ばされそうになりながら

進むアイリーン。ところが、とうとうドレスは箱から風に

引き出され、くるくる回りながら、雪の中に飛んでいってしまいます。

それでもアイリーンは、空の箱を抱えて、奥様の元へと急ぎます。

アイリーンは、お屋敷にたどり着くことができるのでしょうか。

ドレスは、どうなってしまったのでしょう。

是非、読んでくださいね。

 🎵わらべうたであそぼう🎵

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                    ⇐👈👈   

 ひとつ どんぐり ひとのかお

ふたつ どんぐり ふぐのかお

みっつ どんぐり みかんのかお

よっつ どんぐり よこむきがお

いつつ どんぐり いものかお

むっつ どんぐり むしのかお

ななつ どんぐり なすのかお

やっつ どんぐり やまのかお

ここのつ どんぐり こぞうのかお

とうで とっても とんまなかお

  職場の友人が、いろんなどんぐりを集めてくれました。

  どんぐりにも、いろんな種類、いろんな顔があるのですね。。。

 ヒマなオジサンの最新作

輪の中にビー玉を入れ、左右のひもを微妙に調整しながら、

矢印に添って動かして、穴に落とさずにゴールに戻ってくる。

難しいので、小さい子はできませんが、興味津々。

小学生は、けっこうチャレンジしています。

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