やかまし村文庫<ブログ>だより No.17

 9月になっても…

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引き続き、換気や衛生に気を付けて、密をさけつつ

できることをやっていくしかないようです。

タイミングをみながら、「わらべうた」を歌ったり、

絵本を読んだり、お話をしたり、できたらいいなと思っています。

 🎵わらべうたであそぼう🎵

昨日、アンデルセン公園で紙風船を売っているのを発見!

思わず買ってしまいました。

早速、今日の文庫で遊んでみました。

『わらべうたと子どもの育ち』木村はるみ著 エイデル研究所

風船つき(紙風船を手にひらで軽く打ち上げながら歌う歌)

【ひとめふため】

ひとめ ふため みやこし よめご いつやの むかし

ななやの やくし ここのつ とう

 

小学生も、年長さんも、年少さんも、

楽しそうに紙風船で遊んでいました。

紙風船を扱うのは意外と難しいようで、

【対象:7・8歳~】と書いてあるのが頷けます。

でも、出来ても出来なくても、ずっと歌ってあげると、

楽しそうに「やってるつもり」で遊べました。

紙風船に口をつけずに、息を吹き込むのも上手にできましたよ。

 『わらべうた』の勉強会

私は『ゆずりは研究所』というところで、「わらべうた」

を勉強しました。講師は『わらべうたと子どもの育ち』の著者

木村はるみ先生です。『ゆずりは研究所』としての活動は、

作年の3月をもって終了しましたが、木村先生個人の講師活動等は、

継続しています。また、『ゆずりは』で「インストラクター」を

認定されたメンバーで、勉強会を開き、今後の活動を模索していく

ことになりました。私も、そこに参加しています。

 

メンバーの中から「わらべうたの良さを、どう伝えたらよいか?」

について、皆さんの意見を伺いたいという希望が出されました。

私は保育士でもないし、保育をする人に「わらべうたを指導する」

という立場でもないので、「わらべうたの良さを、言葉にして

伝えなければならない」ということはありません。

 

私がやっているのは、月に一回集まっている親子グループと一緒に、

ほんのひととき、いくつかの「わらべうた」で遊んで、

「こんな歌があるんだ」「こんなふうに遊べるんだ」ということを

知ってもらって、おうちで遊んでくれたらいいな…

子ども達が、自然に歌を覚えて、自分で遊んだり、

遊びをせがんだりしてくれたら、嬉しいな…ということだけです。

 

私も、自分の孫をはじめとして、「わらべうた」に来る、

「近所の孫たち」と遊んでみて、初めて実感することばかり!

「子どもは、こんなふうに喜ぶんだ」とか

「こんな単純なことでいいんだ」とか

 

日常の会話とは違う、「わらべうた」の不思議な響きや、

意味の分からない言葉、単純だけど心地よいメロディー、

自然に感じ取れる拍やリズム

いつでも口をついて歌える歌がたくさんあれば、

いつでも何気なく歌ってあげられて、遊んであげられますよね。

 

「わらべうた」は、道具がなくてもできるし、子どもを膝に乗せて、

手元だけで遊べるので、病院で順番を待っているときとか、

電車やバスに乗っている時など、あやすのに、

すごく便利でありがたい…と言ってくれたママがいました。

 

子どもが、お気に入りの「わらべうた」を覚えて、

「やって」とねだってきたりすると、ママ達も嬉しいし、

楽しさを実感できるのかもしれません。

 

そういう「実感」を積み重ねていき、お友達とも共有できたら、

理屈はともかく、「わらべうた」と出会えて良かったと、

思えるのではないかと思います。

 

ママ達に言えることは…、「今」はもちろんですが、

遠い将来、おばあちゃんになったとき、孫と遊べたら、

楽しいですよ!

 

ささやかな活動の中にも、「指導者」の皆さんから学んだことを、

さりげなくお伝えできるような、充実した時間になるように、

勉強していきたいと思います。

やかまし村文庫<ブログ>だより №16

 もう8月も終わりですね。

いつもは、残暑見舞いのハガキを出していたのですが、

今年は、うっかりして出しそびれてしまいました。

ごめんなさいm(__)m タイムラインを使って9月の予定は、

お知らせしましたが、9月の予定は次の通りです。

 2日・9日・16日・23日の水曜日(30日はお休みです)

 25日(金)は『金曜やかましです。

 『よつばのクローバーの会』9月17日(木)

 『五本のゆびさんの会』9月28日(月)

日常が戻りつつあるものの、コロナはまだ、すっかり安心

というわけにはいかないようなので、引き続き『貸出返却のみ』

で開きます。が、タイミングが合うようなら、

お話か絵本を読みたいと思っていますので、

よろしくお願いします。

 ミニブックトーク『鳴き声』

先日、『わらべうたの会』の途中で、雨が激しく降ってきたので、

雨のうたを一つ紹介しました。

♪あめ こんこん ふるなよ やまの とりが なくぞよ♪

  みんなが輪になって歌いながら反時計回りに歩きます。

  鬼は輪の中で、目をつぶって座ります。

  歌の終わりで、鬼の後ろに来た人が、鳥の鳴き声を出します。

  「かぁ~かぁ~」など。鬼は声で、それが誰かを当てます。

声あての遊びですが、鳥の鳴き声、いくつ知っていますか?

「知らない」という人は、是非、この本を読んでください。

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『おやすみみみずく』

パット・ハッチンス作 渡辺茂男・訳 偕成社

みみずくが寝ようとしていると、

はちがぶんぶんはねならす りすがきのみをかりかりかじる

からすがか~か~か~となく

きつつきは木をつつき、むくどりがおしゃべり

かけすが叫び、かっこうが鳴き、こまどりまで…

みんながあんまりうるさいので、みみずくは眠れません。

鳥の鳴き声が、いっぱい出てきますよ。

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もっと知りたい人には、こんな本もあります。

『鳥のなき声ずかん』福音館書店

薮内正幸 文・絵 篠原榮太・文字 佐藤聰明・音

ページを開くと、見開きいっぱいに鳥の鳴き声のイラスト

デザイン文字を見ているだけで、声が聞こえてきそうです。

次のページには、さっきのデザイン文字のあった同じ場所に、

その声の持ち主が、薮内さんのイラストで描かれています。

その鳥の名前と鳴き声も一緒に書いてあるので、

見たことのある鳥が鳴いている声を、思い出せるかもしれません。

 ハシボソガラスは、ガァーガァーガァー

 ハシブトガラスは、カァーカァーカァー

同じカラスでも、鳴き声が違うんですね。

 チョットコイ チョットコイ

 ブッキョーコー ブッキョーコー

いったい、どんな鳥が鳴いているんでしょうね。

カッコーカッコーとか、ホーホケキョなんていうのも載ってますよ。

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鳴き声が聞き分けられると、とってもいいことがあるようです。

『日本の昔話②』こぐま社(稲田和子・筒井悦子・再話)

この本の中には、日本の昔話がたくさん載っています。

その中に、『聞き耳ずきん』というお話があります。

これは、新潟の昔話で、主人公は、貧乏なじいさまです。

じいさまが、村のお宮にお参りして、

「神様に何かお供えしたいども、貧乏でそれができねぇ。

かんにんしてくらっしゃい」と拝んでいるうちに、

眠ってしまいます。すると、夢の中に、白いひげの神様が出てきて、

真っ赤な頭巾を授けてくれました。それは、鳥の声も木の話も

聞くことのできる頭巾だったのです。

じいさまがそれをかぶると、カラスどもが話しているのが、

おもしろいように聞こえてきました。

じいさまは、この頭巾のお陰で、安楽に暮らせるようになったとさ。

カラスが何を話していたか、知りたい人は、この本を読んでね。

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鳥に限らず、動物も言葉を持っているということがわかるのは、

この本です。

『どうぶつのことば』評論社

ティーブ・ジェンキンズ作 佐藤見果夢・訳

動物たちは、どんなふうに仲間同士いろんなことを

伝え合っているのでしょう。

動物たちは、声だけでなく、全身を使って、いろんな方法で、

自分の意思を伝えたり、なわばりを主張したりしているそうです。

「あぶないぞ!」「なかよくしようよ」「結婚してください」等

切絵を使って、動物の特徴を表現してあって、

それぞれの動物がどうやって、危険を知らせたりしているのかが、

よくわかりますよ。

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動物の言葉がわかるといったら、この人ですよね。

ドリトル先生アフリカゆき』岩波少年文庫

ヒュー・ロフティング作 井伏鱒二・訳

沼のほとりのパドルビーに住むジョン・ドリトル先生は、

人間のお医者さんでした。でも、先生は生き物が大好きで、

いろんなものを飼っていました。

キンギョやウサギ、ハリネズミやリス、子持ちの牛など…

中でも、先生が特にかわいがっていたのは、アヒルのダブダブ

犬のジップ、ブタのガブガブ、オウムのポリネシア

フクロのトートー、それにサルのチーチー

そんなわけで、家中いたるところに何かしら動物がいたので、

だんだん患者さんが来なくなってしまいました。そこで、先生は、

人間のお医者さんをやめて、動物の医者になることにします。

オウムのポリネシアは、先生に動物語を教えてくれます。

先生は、動物にも言葉があることを知って、夢中で勉強します。

こうして先生は、メガネの入用な馬に、ちゃんとメガネを作って

やれるような、動物のお医者さんになったのです。ところが…

サーカスから逃げ出した、歯痛のワニを住まわせたために、

ワニを怖がって、またもや患者さんが来なくなって、

先生は、またしても貧乏になってしまいます。

そんな先生のところに、アフリカから「サルたちを助けてほしい」

という知らせが届き、アフリカに行ってサル達を助けるというのが、

第1巻『ドリトル先生アフリカゆき』です。

ほかにも、ドリトル先生の活躍が描かれる作品が、全12巻あります。

 🎵わらべうたであそぼう🎵

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あずきちょ まめちょ やかんの つぶれちょ

  ・お人形お手玉などを、リズムに合わせて動かして、

   最後に、座らせるなど。

  ・歩きながら歌い、「つぶれちょ」で、

   しゃがむ・片足立ちなど。

 

 

やかまし村文庫<ブログ>だより №15

 今年も、鈴虫君が鳴き始めました。

8月20日、鈴虫君が鳴き始めました。

リンリンと、涼しい鳴き声が、玄関に響き渡っています。

「もうすぐ、夏休みも終わりますよ」と聞こえますが、

今年は、もう学校が始まっているのですね。

コロナで休んでいた遅れを取り戻そうと、

先生方は、さぞ大変な思いをされていることでしょうね。

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食欲旺盛な鈴虫君たち。

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羽化したばかりの鈴虫君。

この白い羽が黒くなると、鳴き始めます。

 みんなで楽しむ『おはなしのつどい』

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コロナのため、6名の参加でしたが、充実した勉強会になりました。

こうやって、研鑽を積んでいかないと、子ども達に、ちゃんと

お話を語ってあげることはできません。

なんとか、できる範囲で勉強会を続けて、いつでもお話を届けることが

できるように準備しておかないといけないなぁと思いました。

 

東京子ども図書館では、Zoomによるブックトークの聴講をする

試みがありました。現地で直接聞くのとは感じが違いますが、

遠方の方も参加しやすく、正面の特等席で見ているような感じで、

こういうやり方もできるのだと感心しました。

 

31期のお話の講習会仲間からは、勉強会ができないかわりに、

「紙上同窓会」の提案があり、お互いの近況を共有することになりました。

 

Withコロナの中、それぞれが、なんとか繋がりをもって、

勉強を続けていけるように努力していることが伝わってきます。

 

やかまし村文庫<ブログ>だより №14

 今年は、8月も文庫を開けました。

例年は、8月は夏休みで文庫はお休みしていましたが、

今年は特別なので、第1・2水曜日と、最終金曜日『金曜やかまし』を

貸出返却のみで、開けることにしました。

開けてみると、来てくれる人がいて、やっぱり「開けてよかった」

と思いました。

とにかく「何かをやってみる」ということが大事なのかなと思います。

先日は、Sちゃんのママが14ひきシリーズの新発見を教えてくれました。

「14ひきシリーズは、表紙カバーと表紙の絵がちょっと違うんですね!」

というので、よく見ると、ホント!ちょっと違いました!

パラパラめくってみると、動画のように動いて見えます。

こんな工夫がしてあったなんて、知らなかった!ビックリ!

「 14ひきシリーズ」童心社 いわむらかずお

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 『みんなで楽しむ おはなしのつどい』

文庫では「お話の時間」のための準備として、毎月「お話の勉強会」

を開いています。スタッフが勉強して、できるだけ良い状態で、

子ども達にお話を届けられるように努力しています。

毎月の例会のほかに、数年前から全国のお話仲間が集まって、

『おはなしのつどい』を開くようになりました。

その都度、少しずつ形態は変わっているのですが、

今年は、思いもかけない事態となり、普通にできるはずのことが、

全く出来なくなりました。

『おはなしのつどい』も、見送ろうかと思いましたが、

「やらなかった」よりも「やった」という形にすることで、

少しは次へつながるのではないかと考えて、ともかく、

集まれる人だけで、できることをやろうということになりました。

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今年のプログラムは、

『魔法使いのチョコレートケーキ』から

(マーガレット・マーヒー作 石井桃子訳 福音館書店

『幽霊をさがす』『ミドリノハリ』

『モンゴルの昔話』こぐま社から

『石になった狩人』ほかの予定です。

 

※「おはなしのつどい」は、大人の人のための「お話を楽しむ会」で、

本来どなたでも参加できます。会場が狭いので、広く広報はしませんが、

口コミで各地からお話仲間が集まって下さって、お互いのお話を聞く、

楽しい時間となっています。コロナが収まり、みんなで集まれる日が

早く来ることを願っています。

🎵わらべうたであそぼう🎵

7月から、「わらべうたの会」を再開しています。

少人数なので、二間続きの和室を使って、窓を開け放してやれば、

なんとかできるかなと思って、やってみました。

休止している間、FacebookやLINEのタイムラインで動画を送っていたので、

ママ達も覚えてくれて、歌ってくれる声がしっかり聞こえてきたので、

良かったかなと思っています。

一つでも、好きな歌があって、口をついて歌うことができれば、

子ども達と共有するものが増え、更に、ずっとあとになって、

子ども達がママやパパになって、ママ達がおばあちゃんになっても、

今度は、孫たちと遊べるかもしれません。

そんなふうになったら、ステキだなぁと思いながら、ママ達と、

赤ちゃん達と、「わらべうた」を楽しんでいます。

「やかましに行くのは、私の癒しの時間」と言ってくれる

ママの言葉は、私の宝物です。

3・11の時も、文庫を開けていたら、「癒されに来ました」

と言って、いつもより早々と集まってきた親子がたくさんいました。

文庫が、地域のママ達の癒しの場所でいられたら、

それは幸せなことだと思います。

 

「わらべうたと子どもの育ち」木村はるみ著 エイデル研究所より

『いちにさん』

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いち   に     さん
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しの       にの    ご 

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さん     いち    しの     にの

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しの      にの   ご

『おとげしゃくしゃく』

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おとげしゃくしゃく せきっこぽんと はねて

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はなみにいったれば けんがれむしおっかね 

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のやまをこえて  きくらげおしぇだ

『ふくすけさん』

(本当は、足の指でやりますが、手の指でもできます)

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ふく     すけ     さん

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えん     どう     ま     めが   

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こ      げる    よ

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は      やく    いっ     て

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かん     まし    な


 

やかまし村文庫<ブログ>だより №13

 《あるかもしれないお話会》やってみました。

4月から貸出返却のみで開けて、それなりに楽しく過ごしていました。

それぞれのタイミングで本を借りにきてくれて、工作したり、

いろいろ作った作品で遊んだり、あやとりやビュンビュンごま、

「3と12」も人気でした。これはこれで楽しいと思いましたが、

やっぱり「お話の時間」がないのは、なんとも片手落ちな感じ(--;

せめてもと思い、ブログで「ミニブックトーク」に挑戦、

本の紹介を載せてみました。

でもやっぱり…なまのお話ができないものか…と考えて、

タイミングを見計らってのお話の時間を作ってみました。

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まず語ったのは『ヤギとライオン』トリニダード・トバゴの昔話

【こども世界の民話(上)】実業之日本社

(内田莉莎子・君島久子・山内清子)

次に語ったのは、『エパミナンダス』

東京子ども図書館【おはなしのろうそく1】

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先日は、3年生たちの「こわいお話して!」のリクエストにお応えして

【黒いお姫さま】ドイツの昔話より『黒いお姫さま』

ヴィルヘルム・ブッシュ採話 上田真而子 編・訳 佐々木マキ

福音館書店

さすがに怖かったらしく、だんだんかたまってきて…

二回目にヤーコプが逃げおおせた時には、

「ふー」と息をついていました。

三回目は助かるとわかっているようで、

余裕をもって聞いていました。

子ども達と一緒にお話を楽しむ醍醐味を、

久しぶりに味わいました。

アクリル板、大活躍です!!

 ヒマなオジサンの作品続々…

子ども達も、面白そうに遊んでくれます。

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ネットで調べたり、ダウンロードしてみたり…

オリジナルの「わ、かめ!」も作ってくれました(^^;

私もストローとクリップを使って、浮沈子を作ってみました。

さ・え・ら書房「たのしい科学あそびシリーズ」

【ストローの実験】馬場勝良著・さとう智子絵

に作り方が載っています。

オジサンが、ストローの長さなどを調整してくれたので、

ちゃんと浮き沈みするようになりました。

 🎵わらべうたであそぼう🎵

「わらべうたと子どもの育ち」木村はるみ著 エイデル研究所

『ここはとうちゃんにんどころ』

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ここはとうちゃんにんどころ  (右ほほ、4回つつく)

ここはかあちゃんにんどころ  (左ほほ、4回つつく)

ここはじいちゃんにんどころ  (おでこ、4回つつく)

ここはばあちゃんにんどころ  (あご、 4回つつく)

ここはねえちゃんにんどころ  (鼻のあたま、4回つつく)

だいどう だいどう      (お顔をなぜるまね)

こちょこちょこちょ…     (あごの下など くすぐる)

 

『ぼうず ぼうず』

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ぼうず ぼうず かわいときゃ かわいけど

にくいときゃ ぺしょん

(あたまをなぜる)(ぺしょん…でかるくたたくまね)

 

『ちっちここへ』

ちっちここへとまれ とまらんちっちは とんでいけ

(人差し指の先を合わせたり、放したりしながら歌う)

       ※ちっち⇒せきれい

 

 

 

やかまし村文庫<ブログ>だより №12

 おすすめの本📖ミニブックトーク

7月といえば「七夕」ですね。

そこで、七夕や星の本を紹介します。

【たなばた】こどものとも傑作集

君島久子再話 初山滋・画 福音館書店

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昔、天の川の東に、七人の天女がおりました。

末娘のおりひめは、はたおりが一番上手でした。

天の川の西側は人間の世界で、一人の牛飼いが、

年取った牛とくらしていました。

ある日のこと、牛が突然こう言いました。

「天女たちが、天の川へ水浴びにきたら、

おりひめの着物をかくしてしまいなさい」

牛飼いは、牛に言われたとおりにし、おりひめを妻に迎えます。

やがて、男の子と女の子がうまれ、二人は幸せにくらしていますが、

天のおうぼさまに知られ、おりひめは、天へ連れ戻されてしまいます。

牛飼いと子どもたちは、力を合わせておりひめを追いかけます。

初山滋さんの美しい絵が想像力をかきたてます。

年に一度、必ず読む本です。

【ほしになったりゅうのきば】

君島久子再話 赤羽末吉・画 福音館書店

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昔々、子どものいないじいさまとばあさまの前に、大きな石が

落ちてきて、男の子が生まれました。二人は、大喜びで、

その子を「サン(英雄)」と名付けて育てます。

そのころ、大きなりゅうの兄弟が、南山と北海にすんでいました。

ある日、二匹のりゅうは、一緒に桃を食べていましたが、

九つあるので、どっちが多く食べるか言い争っているうちに、

けんかはどんどん激しくなってしまいます。

二匹は、からまりあって、のたうちまわり、天へ躍り上がって、

天にぶつかってしまいます。ばりばりっと天は破れ、

二匹のりゅうは、頭をぶつけて、それぞれ自分の住処へ逃げ帰ります。

りゅうが破った天のさけめは、サンの村の真上でした。

そこから、雨が滝のように降り注ぎ、寒い日には、ひょうが石のように

落ちてきて、村の人々は、山の洞穴に逃げ込んだまま、

外へ出ることもできません。

じいさまは、サンに、なんでも知っているというライロン山の

みどりのひげの老人のところへ行ってくるように頼みます。

サンは、天のさけめを塞ぐことができるのでしょうか?

銀河と星の起源譚です。

【星座を見つけよう】福音館書店

H.A.レイ 文・絵  草下英明・訳 福音館の科学の本

小学校中級~おとなまで

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星に興味がわいたら、こんな本はいかがでしょう?

ゆっくり丁寧に読みながら、わかりやすい絵を丹念に見ていくと、

星の名前や、星座の形、星座の見つけ方などが、少しずつ

わかるようになるかもしれません。

あの、「おさるのジョージ」をかいた、H.A.レイさんが、

こんな本もかいていたんですね。

たなばたの「おりひめ星」(しょく女星・こと座のベガ)と、

「ひこ星」(牽牛星・わし座のアルタイル)も、見つけられますよ。

一気に全部わかろうとするのではなくて、折に触れ、

繰り返し読み直していくような本だと思います。

 

 

やかまし村文庫<ブログ>だより №11

 気づけば、もう7月…

2020年も、半分終わってしまいましたね!

先日、私のFacebookに、古い友人が友達申請してくれました。

たまたま見つけて、これは「私」に違いないと思ったそうです。

そんなこともあるのですね。

Facebook・Blog・LINE…せっかく始めたので、

それぞれの特性を活かして、活用していこうと思います。

受け取ってほしい人に、確実に手渡すのは、

結局「会って手渡す」のが一番のような気がしますが(^^;

「お話」と「わらべうたの会」が再開!

3か月ぶりに、ようやく『五本のゆびさんの会』(第5期)を

開くことができました。

今回は、二組の参加だったので、密になる心配はなく、

ゆっくり楽しく過ごしました。

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アクリル板を用意して、見本を見せたり、絵本を読むときは、

マスクをはずしてできました。

「久しぶりにゆったりした時間が過ごせた」と喜んでくれたのが、

嬉しかったです。

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文庫でも、アクリル板を使って「お話」をしました。

さすが今どきの小学生、開口一番「コロナ対策?」

【こども世界の民話 上】実業之日本社

内田莉莎子・君島久子・山内清子

から、トリニダード・トバゴの昔話『ヤギとライオン』

まず、3年生4人に、落ち着いた頃合いを見計らって語りました。

帰ってから、「今日のお話はこんなだった」と、

お母さんに報告してくれたそうです!

そのあと、2年生と年少の兄妹とお母さんにも、語りました。

妹が「もう一回」というので、二回続けて聞いてもらいました。

2年生の兄は「一回目でわからなかったことが、二回聞いてわかった」

と言っていました。

「お話の時間」を設定してしまうと、密になってしまうので、

当分はこんな感じで、出来たらやるという「あるかもしれないお話会」

ということで、やってみようと思います。

 🎵わらべうたであそぼう🎵

0・1・2歳児クラス編『いっしょにあそぼうわらべうた』

コダーイ芸術教育研究所/著

『だだっこさん』フランスの伝承

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「だだっこさん、コロッケあげようか?」

   「いいえ、かあさん、そりゃ、からい」

「だだっこさん、おさかなあげようか?」

   「いいえ、かあさん、そりゃこげくさい」

「だだっこさん、それじゃ、サラダおあがり」

   「いいえ、かあさん、そりゃまずい」

「だだっこさん、それでは、パンをあげようか」

   「いいえ、かあさん、そりゃほしくない」

「なんにもたべないだだっこさん、

    おまえにゃげんこつくれてやろう」

 

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年少さんの女の子とは、「だだっこさん」で遊びました。

ブログにも載せてある遊びです。

LINEのタイムラインで動画を送ってあったので、

既に「知っている」ものだったからか、

初めてとは思えないくらい、楽しく遊べました。