Zoomを使ってみました。
Zoomを使って、ブックトークの視聴をしたり、
双方向での「わらべうたの勉強会」をやったり、
自分がホストになって、お友達をご招待してZoomで話し合う
という体験をしたり…新しい体験ができました。
出掛けて行くことが難しい状況の中、便利な道具ができたものです。
画面を通してですが、お顔を見ながら話ができたり、
正面の特等席で参加しているような気分を味わえたり、
使い道は、いろいろありそうです。
ミニブックトーク📖『月』
9月といえば「月」ですよね。
『つきのぼうや』イブ・スパング・オルセン さく・え
やまのうちきよこ・やく 福音館書店
おつきさまが、あたりを明るく照らしながら、ふと下を見ると、
池の中に、もうひとりのおつきさまが!
おつきさまは、つきのぼうやをよんで
「あのつきをつれてきてくれないか。ともだちになりたいのだ」
と頼みます。つきのぼうやは、元気よくかけおりました。
星をけとばし、雲をつきぬけ、鳥の群れをとおりぬけ、
風にとばされ、下へ、下へ。
縦長の本が、その距離感をよく感じさせてくれます。
つきのぼうやは、池の中のおつきさまを見つけることが
できるのでしょうか?
『わゴムはどのくらいのびるかしら?』マイク・サーラー文
ジュリー・ジョイナー絵 きしだえりこ訳 ほるぷ出版
あるひ、ぼうやは、わゴムがどのくらいのびるか、
試してみることにしました。輪ゴムのはしを、
ベッドの枠にひっかけて…部屋の外へ出てみよう。
自転車に乗って、バスに乗って、
汽車に乗って…いったい、どこまで行けるんでしょう!
わゴム一本で、こんなに楽しめるなんて!
『月夜のみみずく』ヨーレン詩 工藤直子・訳
ショーエンヘール絵 偕成社
冬の夜ふけ、とうさんとわたし、みみずくさがしに出掛けます。
月の光がきらきらこぼれて 空いちめんにまぶしいばかり
遠くに汽笛がきこえ とうさんとわたし だまって歩いていく
とうさんといっしょに出掛ける夜を
わたし ずっと ずっと まってたの
とうさんは、ほうーほう ほ・ほ・ほ・ほー
わしみみずくのうたごえで呼び掛けた
みみずくに会うときは おしゃべりはいらないの
さむさも へっちゃらなの
大好きなとうさんと、みみずくに会いに行くわたし
月明かりの中、とうさんとわたしと一緒に、
みみずくに、会いに行ってみませんか?
『月はどうしてできたか』グリム童話より
ジェームズ・リーブス文 エドワード・アーディゾーニ絵
矢川澄子・訳 評論社
昔は、月なんてなかったのです。夜は真っ暗。
それが当たり前だったのです。
ある日、エクスの町の4人兄弟、アルン・ボーア・キャス・ドール
が、ワイの町まで仕事に出掛けました。
ところが帰り道、夜になっても、ワイの町は、エクスのように
暗くないのです。4人があたりを見回すと、カシの木のずっと上に、
明るい、丸いものがありました。
そこへ通りかかったワイの男に尋ねると、あれは月で、市長が
2ポンドで買ってきて、ぶら下げたのだと教えてくれました。
4人は、その月を盗んで、エクスへ持って帰ります。
やがて一番上のアルンが死ぬと、アルンの希望通り、月の4分の1は、
アルンのお墓に埋めてやりました。
次にボーアが死ぬと、次の4分の1をボーアのお棺に入れました。
そして、キャスとドールも死んで、
とうとう月はなくなってしまいました。
ところが、4人が月をお墓に持って行ったので、地面の下の世界は、
薄明るくなり、死人たちは、目が見えるようになって、
浮かれ出してしまいます。そのうち喧嘩が始まり、大騒ぎに…
どうして月ができたのか、これを読めば、よくわかりますよ。
🎵わらべうたであそぼう🎵
お気に入りのお手玉人形で、遊んでみました。
「わらべうたと子どもの育ち」木村はるみ著 エイデル研究所
【かくれかご】
かくれかごとかご とになってかくれろ
くま・うさぎ・ぶた・ねこ・ねずみ 5匹いますね。
鬼は目をつぶっています。歌っている間に、誰か隠れます。
おや?誰が隠れたのかな?
今度は、誰が隠れたのかな?
「わらべうたを知っている」という人は、たいてい、
保育園や幼稚園で遊んだことがあるという人たちです。
逆に言うと、保育園や幼稚園で遊ばなければ、
やがて「わらべうた」は、忘れられてしまうのかもしれません。
日常の中で、何気なく遊べる遊び、無理のない音域で、
自然に歌える歌、遊びを通して、自然に感じる拍やリズム、
遊びの中で、自然に身に着く、周りへの気配りなど、
スキンシップやコミュニケーションだけでなく、
たくさんの要素が隠れている「わらべうた」
身近なお友達と一緒に楽しんで、友達から友達へ、
子から孫へと、歌い継いでいけるといいですね。
工作【つくってあそぼう】
ヒマなオジサン最新作。不思議な宙に浮いてみえる立体
どうなっているのかな?