やかまし村文庫<ブログ>だより №18

 Zoomを使ってみました。

Zoomを使って、ブックトークの視聴をしたり、

双方向での「わらべうたの勉強会」をやったり、

自分がホストになって、お友達をご招待してZoomで話し合う

という体験をしたり…新しい体験ができました。

出掛けて行くことが難しい状況の中、便利な道具ができたものです。

画面を通してですが、お顔を見ながら話ができたり、

正面の特等席で参加しているような気分を味わえたり、

使い道は、いろいろありそうです。

ミニブックトーク📖『月』

 9月といえば「月」ですよね。

『つきのぼうや』イブ・スパング・オルセン さく・え

やまのうちきよこ・やく  福音館書店

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おつきさまが、あたりを明るく照らしながら、ふと下を見ると、

池の中に、もうひとりのおつきさまが!

おつきさまは、つきのぼうやをよんで

「あのつきをつれてきてくれないか。ともだちになりたいのだ」

と頼みます。つきのぼうやは、元気よくかけおりました。

星をけとばし、雲をつきぬけ、鳥の群れをとおりぬけ、

風にとばされ、下へ、下へ。

縦長の本が、その距離感をよく感じさせてくれます。

つきのぼうやは、池の中のおつきさまを見つけることが

できるのでしょうか?

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『わゴムはどのくらいのびるかしら?』マイク・サーラー文

ジュリー・ジョイナー絵 きしだえりこ訳 ほるぷ出版

あるひ、ぼうやは、わゴムがどのくらいのびるか、

試してみることにしました。輪ゴムのはしを、

ベッドの枠にひっかけて…部屋の外へ出てみよう。

自転車に乗って、バスに乗って、

汽車に乗って…いったい、どこまで行けるんでしょう!

わゴム一本で、こんなに楽しめるなんて!

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『月夜のみみずく』ヨーレン詩 工藤直子・訳

ショーエンヘール絵   偕成社

冬の夜ふけ、とうさんとわたし、みみずくさがしに出掛けます。

月の光がきらきらこぼれて 空いちめんにまぶしいばかり

遠くに汽笛がきこえ とうさんとわたし だまって歩いていく

  とうさんといっしょに出掛ける夜を

  わたし ずっと ずっと まってたの

とうさんは、ほうーほう ほ・ほ・ほ・ほー

わしみみずくのうたごえで呼び掛けた

  みみずくに会うときは おしゃべりはいらないの

  さむさも へっちゃらなの

大好きなとうさんと、みみずくに会いに行くわたし

月明かりの中、とうさんとわたしと一緒に、

みみずくに、会いに行ってみませんか?

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『月はどうしてできたか』グリム童話より

ジェームズ・リーブス文 エドワード・アーディゾーニ絵

矢川澄子・訳   評論社

昔は、月なんてなかったのです。夜は真っ暗。

それが当たり前だったのです。

ある日、エクスの町の4人兄弟、アルン・ボーア・キャス・ドール

が、ワイの町まで仕事に出掛けました。

ところが帰り道、夜になっても、ワイの町は、エクスのように

暗くないのです。4人があたりを見回すと、カシの木のずっと上に、

明るい、丸いものがありました。

そこへ通りかかったワイの男に尋ねると、あれは月で、市長が

2ポンドで買ってきて、ぶら下げたのだと教えてくれました。

4人は、その月を盗んで、エクスへ持って帰ります。

やがて一番上のアルンが死ぬと、アルンの希望通り、月の4分の1は、

アルンのお墓に埋めてやりました。

次にボーアが死ぬと、次の4分の1をボーアのお棺に入れました。

そして、キャスとドールも死んで、

とうとう月はなくなってしまいました。

ところが、4人が月をお墓に持って行ったので、地面の下の世界は、

薄明るくなり、死人たちは、目が見えるようになって、

浮かれ出してしまいます。そのうち喧嘩が始まり、大騒ぎに…

どうして月ができたのか、これを読めば、よくわかりますよ。

 🎵わらべうたであそぼう🎵

お気に入りのお手玉人形で、遊んでみました。

「わらべうたと子どもの育ち」木村はるみ著 エイデル研究所

【かくれかご】

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かくれかごとかご とになってかくれろ

  くま・うさぎ・ぶた・ねこ・ねずみ 5匹いますね。

  鬼は目をつぶっています。歌っている間に、誰か隠れます。

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  おや?誰が隠れたのかな?

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  今度は、誰が隠れたのかな?

 

「わらべうたを知っている」という人は、たいてい、

保育園や幼稚園で遊んだことがあるという人たちです。

逆に言うと、保育園や幼稚園で遊ばなければ、

やがて「わらべうた」は、忘れられてしまうのかもしれません。

日常の中で、何気なく遊べる遊び、無理のない音域で、

自然に歌える歌、遊びを通して、自然に感じる拍やリズム、

遊びの中で、自然に身に着く、周りへの気配りなど、

スキンシップやコミュニケーションだけでなく、

たくさんの要素が隠れている「わらべうた」

身近なお友達と一緒に楽しんで、友達から友達へ、

子から孫へと、歌い継いでいけるといいですね。

 工作【つくってあそぼう】

ヒマなオジサン最新作。不思議な宙に浮いてみえる立体

どうなっているのかな?

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